遺言講演会とは?

「子孫へのラブレター」は原則【非公開】ですが、遺言講演会は「明日、死ぬとしたら、何を伝えるか?」をテーマとした講演会です。

当協会代表の井上祐宏が2010年に決行し、その後、数名が続きましたが、2014年にブレイクし、現在までに30名近くの方が開催されました。

※今後のスケジュールおよび過去の開催状況は「遺言講演会イベント一覧」を御覧ください。

ここでは、井上祐宏が遺言講演会というコンセプトにたどりついた経緯を、書籍「今日が最期だったら誰に何を伝えますか?」よりご紹介します。

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2010年11月のある日、私はある事実に直面しました。

それは、自分がぬるく生きている、ということ。

ある資産構築のセミナーを受講していて、その講師がこんなことを言い放ちました。

「結局のところ、資産を作るためには、愛が必要なんです。愛が無ければ、誰もついてこない。誰にも貢献できない!」

その言葉を聞いて、私の魂は揺さぶられました。

そして「自分はなんてぬるく生きているんだろう。こんな自分に喝を入れたい。

そのために何をすべきか?」と問いかけました。

そして浮かんだのが、「明日死ぬとしたら伝えたいこと」をテーマにした講演会をやろう!というアイデアでした。

題して遺言講演会!

なんとベタなタイトル!(笑)

早速、ネットで「遺言講演会」を検索したところ、何と「遺言講演会」と銘打って講演をしている人間がいることを発見!

福島菊次郎という社会派カメラマンで、御年89歳!のその人が東京・立川で2010年7月に三回目の遺言講演会をやっていたのです。

ということで、私は日本で二人目の遺言講演会決行者になったのです。

私は、2010年10月14日に告知し24日に講演会を決行することを決めました。

というのも、 10月 25日に所用で生まれて初めてドイツへ旅行に行くことが決まっていたからです。出発の前日に決行すれば、仮に飛行機が落ちても、悔いが減るだろう・・・。

さて、講演会のその日までの十日間、これはそれまでの人生の中で「本当に自分が伝えたいことは何か」を最も真剣に考え続け、頭を抱え続けた日々でした。

そこで私が伝えたこと・・・。

それは、どんな人間も新しい文化を創造する担い手になれる!ということ!

そしてそのための具体的な方法について話しました。

自分でやってみて「これほど自分の魂に向き合える方法は無いな」と痛感しました。そこで私は、折に触れて友人・知人に「遺言講演会をやったらいいよ!」と声をかけました。しかしこんなシンドいことをやってみようという人はなかなか現れません。

それでも2014年 12月現在20人を超え、 2015年 7月まで毎月決行する人が決まっています。

この講演会のスケジュールは、子孫へのラブレター協会のホームページでも紹介しています。興味のある方は是非ご確認ください。

「遺言講演会イベント一覧」はこちら→

遺言講演会をやると決めた人のほとんどが、「なんでこんなことやるって言っちゃったんだろう」と後悔し、眠れぬ夜を過ごします。

しかし決行したあとは、「本当にやって良かった」と異口同音に語っています。世界でもっとも安上がりで効果的な自己啓発法ではないか、と私は思っています。

明日目が覚めなかったとしたら、子孫に何を残しますか?